団地プロデュース型コミュニティ再生計画

　東京の多摩ニュータウンでは、子世帯の転出、親世帯の高齢化が進み、特に初期入居エリアを中心に少子高齢化が進行し、生活利便やコミュニティの維持が求められている。今後は、急速に高齢化が進み、ニュータウン全体で、空き家の増加や近隣センターの空洞化による生活利便の低下が懸念される。
　本提案は、多摩ニュータウンの２つの団地（松が谷団地、愛宕団地）の空き施設を活用し、団地再生をプロデュースする中心的拠点と、サテライト拠点の整備を行う。
　また、当該事業を通じて、「団地プロデューサー」を育成し、同様の課題を抱える団地や地区に派遣する仕組みを構築し、多摩ニュータウン全体への波及を目指す。

概要資料（PDF）

　代表提案者は、多世代で暮らせる住まいづくりや、空き家活用プロジェクト等の実績があり、事業の実効性の観点から評価できる。
　本提案は、ニュータウンに限らず、都市に共通して生じる問題に取組内容であり、地域を巻き込み、動態的に課題解決する取組は、他地域でも波及されることが期待される。