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在宅介護等の紙オムツごみ地域回収からはじまる多世代参加型地域コミュニティ形成事業

事業・評価の概要

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プロジェクト名称 在宅介護等の紙オムツごみ地域回収からはじまる多世代参加型地域コミュニティ形成事業
代表提案者 株式会社LIXIL LWTJ デザイン・新技術統括部 要素技術研究所
共同提案者 社会福祉法人こうほうえん
対象地域 鳥取県米子市
選定年度 2024年度
事業タイプ 課題設定型
事業概要

 超高齢化が進行する対象地域で、介護を受ける高齢者、介護者にも負担なく参加できるコミュニティ形成の仕組みづくりが課題である。一方、高齢者介護で発生する紙オムツごみは年々増加し、処理費の増加、環境負荷の増加等が課題になっている。
 本事業は、在宅介護においてすまい手のQOLを低下させる紙オムツに着目し、地域の介護事業者が管理する施設に紙オムツ集約拠点を設置し、在宅介護世帯の住まいから負担なく紙オムツを回収・集約する。また、紙オムツ集約拠点は、保育園などを利用する子育て世帯も利用できるようにし、地域の多世代が集まる拠点づくりを進める。

概要資料 概要資料(PDF)

評価概要(評価委員会での評価)

 超高齢多死社会において、紙オムツ処理の問題は、今後深刻化するといえる。環境問題から在宅療養の継続を保証する観点まで、紙オムツ処理を地域システムとして捉え、実証実験する取り組みはモデル性が期待できる。設備事業者と施設事業者の共同した取り組みは広報的効果も期待される。
 一方、本提案は、設備的な技術開発に偏っている傾向もあり、本提案が住環境との関係、コミュニティや住まい方にどのように影響するかを意識して事業に取り組んで欲しい。また紙オムツの使用は地域の人との繋がりの中でデリケートな問題であり、配慮するよう工夫して欲しい。
 ゴミ回収とコミュニティの関係は住まい方によって大きく異なる。地方部だけでなく、都市部等の環境の異なる場所でも取り組み、本提案がコミュニティや住まい方にどのように影響するかを意識して事業に取り組んで欲しい。

備考

※事業概要や評価概要等は選定時の内容であり、実際と異なる場合があります。

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